外に出ると、冷たい風が火照った頬を撫でた。
アルコールでほんのり赤らんだ顔に夜気が心地よい。
「少し歩こうか」と彼が言い、街灯が並ぶ公園へと足を向ける。
ベンチに並んで座ると、冬の夜が二人を包むように静まり返った。
差し出された缶コーヒーを受け取る手が、かすかに触れただけで胸が鳴った。
空を見上げながら他愛のない話をしていたのに、目線を下げると、
彼のズボンの膨らみがはっきりと浮かび上がっていた。
その瞬間、胸の奥がきゅっと締めつけられるように疼いた。
彼が小さく息を吐きながら呟く。「もう、こんなになってる」
その熱っぽい言葉に、私の口から自然とこぼれ出た――「しゃぶりたい」
自分の声に驚き、思わず口を押さえたけれど、もう遅かった。
彼の目がすぐに獲物を見つけたような色に変わる。
手を取られて立ち上がると、呼吸が早くなる。
人気のない道を駆け抜けて、近くのラブホテルへ。
ドアが閉まる音が合図のように響き、私たちは同時に溢れた。
彼に抱き寄せられた瞬間、唇が重なり、喉の奥から熱がこみあげる。
舌が絡み、息が混じる。
「シャワー、浴びてない……」と呟いても、もう止まらなかった。
彼のベルトに手をかけ、指先で金具を外す音だけが室内に響く。
ズボンがずるりと落ち、硬く脈打つものが目の前に現れる。
見上げると、彼の視線はもう私を飲み込んでいた。
唇を寄せ、先端に舌を這わせる。
暖かい塩味が舌の上に広がり、喉の奥まで震えが走った。
唇をゆっくり開いて根元まで飲み込むと、彼の体がわずかに跳ねる。
「そんなに……吸わないで……」と息が漏れる。
私はその声が聞きたくて、いっそう深く吸い込んだ。
頬張るたび、舌の裏を這う血管の鼓動がわかる。
啜る音が部屋に響き、鼻先に彼の匂いが強く残る。
その匂いが、女としてのスイッチを完全に押してしまう。
スカートの中はすでに濡れきって、下着が太ももに張りついていた。
「もう、脱がせてもいい?」
甘い声で囁かれ、頷いた瞬間、ニットが引き上げられる。
ブラ越しに舌が這い、乳首が逃げ場を失って尖る。
息が混ざるたび、彼の体温と私の震えが一つになる。
「後ろ、向いて」
耳元で囁かれ、言われるままにベッドに押し倒された。
体勢を変える途中でも、彼の指が下着を引き下ろし、湿った音が二人の間に広がる。
肌に触れた瞬間、電気が走る。
指先でなぞられるたび、腰が勝手に動く。
そのまま挿入されるかと思った瞬間、彼が腰を少し引き、再び口で触れてきた。
舌が、唇が、内ももをなぞり、膝が勝手に開いていく。
「やめて……そんなとこ、だめ……」と言いながら、声が裏返る。
息が止まるほどの快感が、喉の奥まで駆け上がる。
彼が立ち上がり、再び私の唇を奪った。
彼の熱を感じながら、身体の中に押し入ってくる重み。
「入ってる……」と無意識に呟くと、彼がゆっくり腰を動かした。
奥に届くたび、目の前が明滅する。
腰の奥から甘い波が押し寄せて、声にならない声が漏れた。
やがて、動きが荒くなり、身体ごと突き上げられる。
「もう、だめ……」と何度も言いかけては、すぐに飲まれていく。
絶頂が訪れた瞬間、全身がひとつに溶けた。
それでもまだ、唇が寂しくて、彼の胸に顔を埋め、再び下へ。
柔らかくなりかけたそれを舐めると、また反応する。
そのたびに唇を這わせ、喉をくぐらせる。
時間を忘れ、ただその味と匂いに溺れた。
やがて彼が息を詰め、熱が口の奥に広がる。
飲み込む瞬間の甘苦さに目を閉じ、喉の奥で小さく喘いだ。
静かな余韻の中、彼の胸に顔を預けながら、
「私、こんなに求めてたんだ……」と小さく呟いた。
彼は黙って、私の髪を撫でた。
その手の温もりが、罪よりも優しく感じられた。