夫のいない夜、隣人の腕に堕ちた人妻──浴衣の帯が解けた瞬間

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人妻/不倫/浮気のお部屋

夫のいない夜、隣人の腕に堕ちた人妻──浴衣の帯が解けた瞬間
2026年01月26日 11時26分
DUGA
一年に及ぶ単身赴任で、夫の不在に慣れたはずの主婦が、ふとした夏の夜に心の隙間を埋めるように隣人へ惹かれていく。触れ合いは一度きりのはずが、背徳の快楽が彼女を何度もその部屋に導いた。孤独と欲望が溶け合うその体験を通して、「妻である前に女だった」と思い出す瞬間が描かれている。

夫が海外に赴任してから、もう一年が過ぎた。
娘とのふたり暮らしにも慣れたけれど、夜になるとふとした瞬間に、心の奥に空洞のようなものが広がる。布団に入っても、隣に温もりがないだけで、呼吸のリズムさえ違って聞こえる。人の体温って、こんなにも重かったのかと、今さら思う。

その夜も、娘を寝かしつけたあと、私は一人でビールを開けた。浴衣の袖を指で弄びながら、金魚すくいの夜を思い出していた。隣の部屋の独身の男性──あの人。自転車を直してくれたり、道端で立ち話をしたり、気軽に付き合える“ご近所さん”だったはず。けれど祭りの帰り、少し酔った彼の笑顔が、いつもより近くに感じた。

娘を連れて一度帰ったのに、どうにも胸がざわついて、気づけばまた彼の部屋の前に立っていた。「まだ起きてる?」
ドアを開けた瞬間、ビールの香りと金魚鉢の水音が混じった。何でもない会話をしているだけなのに、足の裏がじんわり熱くなる。少しずつ喉が渇いて、グラスの冷気が指先に気持ちよかった。気づけば、彼の目をまともに見られなくなっていた。

唇が触れたとき、自分でも驚くほど自然だった。
娘の寝息を思い出しながらも、身体はまるで別人のもののように反応していた。誰にも触れられない時間が続くと、自分が「女」だったことすら忘れてしまう。その記憶を、確かめたいだけだったのかもしれない。

浴衣の帯が解かれたとき、心のどこかで「こんなことをしてはいけない」と思っていた。それでも止まれなかった。
彼の手は迷いなく私の肌をなぞり、胸の輪郭を確かめるように撫でた。張りのあったはずの胸が、少しだけ重く垂れたことを意識して、恥ずかしさに顔が熱くなった。それでも、その手の優しさに溶かされていく。母でも妻でもない、ただ一人の女として見つめられている──そんな感覚を取り戻した。

そして導かれるように、布団の上に身を横たえた。
最初の瞬間、彼が中へと入り込んだとき、痛みよりも懐かしさがあった。ずっと閉じていた扉が開くような、不思議な震えが体を走った。押し殺した喘ぎが、豆電球の明かりの中で漏れたとき、もう自分を止めることはできなかった。

終わったあと、汗を拭きながら見上げた天井がやけに遠く見えた。
「どうして、こんなことを…」
心でそうつぶやいたけれど、答えはわかっている。夫のいない夜が長すぎただけ。女の肌が恋しくなるのは、罪ではないと、どこかで言い訳していた。

その日を境に、私たちは定期的に会うようになった。
娘が学校に行く時間、夕方前の静寂、あるいは夜更けに。夫とは穏やかなメールのやり取りを続けながら、もう一つの現実を抱えていた。スマホに残った送信履歴が、少しだけ重く見える。夫に悪いと思う気持ちはある。でも、抱かれるたび心が潤い、鏡を見るたび少しだけ笑顔になれる自分がいる。

「奥さん、いきますよ」
あの瞬間の囁きが、今も耳の奥に残っている。
背徳と興奮の狭間で、私はまだ答えを出せずにいる。夫が戻る日まで、この秘密を抱えたまま、女と母の境界で揺れ続けるのかもしれない。

夫の不在という長い孤独の闇に、隣人の手が生々しい温もりを与える。その瞬間、人妻という枷を解かれた彼女の身体が“女としての記憶”を取り戻していく様は、静かな官能よりも深く、背徳の香りが漂っていた。浴衣の帯がほどける描写は、日常を脱ぎ捨てる儀式のようであり、息を潜めた喘ぎの奥に、罪と救いが同居している。息づく肌の描写、母としての意識と女の衝動のせめぎ合い——そこに漂う切なさが、この不倫体験を一過性の浮気ではなく“生きる実感を取り戻す行為”として昇華している。不倫や人妻の描写が多い中でも、この作品は肉体の交わりよりも心の渇きと再生を描く点で際立っており、静かな官能の余韻が長く残る。
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