オフィスの明かりはほとんど消え、俺と美咲だけが残っていた。
彼女は俺の後輩であり、同時に人妻でもある。夫との関係が冷え切っていると何度も打ち明けてくれたその言葉が、今の俺たちの密かな背徳関係を象徴していた。
「先輩、遅くまでお疲れ様です」
美咲の声が僕の背中に届く。少し震えているその声に、俺の心臓は高鳴りを増した。
「お前もまだ残ってるのか」
俺は振り返りながら答えた。目が合うと、彼女は薄く赤らんだ頬で目を逸らした。
「私、夫とは最近ほとんど会話もなくて…先輩とのこの時間が唯一の救いなんです」
その言葉に言い知れない背徳感と共に、なぜか胸が締め付けられた。
「それは辛いな。お前が俺の前でそんなに弱くなるとは思わなかった」
俺は自然に彼女の肩に手を伸ばした。
「ごめんなさい、先輩…でも、ここにいると安心できるんです」
彼女の指が俺の腕に絡まった。
俺はデスクに座ると、彼女もそっと膝を抱え込みながら俺の近くに体を寄せた。
「そのシャツのボタン、外してもいいか?」
俺の声に少しためらった後、彼女は小さくうなずいた。
指先がボタンに触れ、少しずつ外れていく。彼女の白い首と鎖骨が露わになる。濡れた髪が頬にかかり、吐息が絡みついた。
「先輩…こんなこと、してはいけないのに…」
彼女の声が弱々しく震えている。
「気にするな。俺も同じ気持ちだ」
唇が重なり合い、舌が絡む。美咲の体温が俺に伝わり、全身が熱くなっていく。
「もっと、先輩に触れて欲しい」
彼女の手が俺の胸に滑り込んできた。
俺は彼女をそっと抱き寄せ、シャツの裾を引き上げた。
「君の肌はまるで絹のようだ」
ぽつんと立った乳首に指を這わせると、彼女は甘く喘ぎながら肩を震わせた。
「先輩、こんなに感じるなんて…私は本当に人妻なのかしら…」
恥ずかしそうに唇を噛みながら呟く。
俺は彼女のスカートを乱暴にまくりあげ、濡れた太腿に手を滑らせた。
「秘部はもうすっかり濡れている。お前は俺を待っていたんだな」
触れた指先に絡みつく粘膜が、俺の興奮を掻き立てる。
「だ、だめよ…でも気持ちいい…!」
彼女は抗いながらも腰を押し当て、俺の手を導いた。
「じゃあ指でなぞるぞ」
ゆっくりと指を押し込むと、身体が震えてわずかな吐息が漏れる。
「はぁっ…もっと、先輩」
彼女の声は以前より幾分か淫らだった。
俺は彼女の腰を掴み、徐々に指を動かす。
「イク…いきそう」
彼女は俺の腕にしがみつき、全身で震えながら叫んだ。
「次は俺の番だ」
俺はズボンのチャックを下ろし、ぬくもりを秘部に感じながら膣に押し当てた。
「入れていいか?」
「はい、お願いします…先輩」
一気に突き入れると、彼女は激しく躍動した。
「んっ…ああっ…こんなにも締め付けられるなんて…」
汗が背中を伝い、俺は自分を抑えきれずに腰を動かし始めた。
「先輩、もっと…早く」
激しさを増す彼女の喘ぎ声が俺の背中を震わせる。
「中に出すぞ」
「はいっ…」
俺は彼女の中に精液を熱く吐き出し、彼女は声にならない呻き声を漏らしながら震えていた。
射精の余韻が残る中、彼女はそっと俺の耳元で囁く。
「これ、夫には絶対内緒ですよ」
俺は微笑んで頷き、髪を撫で下ろした。
「俺だけの秘密だ」
新しい朝が訪れても、俺たちの背徳は終わらなかった。