仕事帰り、何気なく立ち寄ったスーパーで――
カゴを持つ彼女を見た瞬間、時間が止まった。
昔の同僚、恵(36歳)。
結婚して十年以上、子どもも小学生になり、「すっかり奥さん」だと思っていた彼女。
だが目の前に現れた姿は、母親ではなく、むしろ洗練された 女 の雰囲気を放っていた。
「久しぶり、ほんとに偶然ね」
それだけの言葉で胸はざわつき、理性を揺さぶられた。
LINEを交換し、数日後、駅前のカフェで会うことになる。
カフェでは当たり障りのない雑談から、旦那や子供の話題に。
「もう…女として見てもらえることなんてなくなっちゃった」
カップを持つ指先を震わせながら零れたその言葉が、俺の胸に突き刺さる。
帰り際、無意識に恵の手を取っていた。
「少し休んで行こう」
駅前にぼんやり光るラブホテルの看板――
彼女は一瞬目を伏せたが、拒まなかった。
部屋に入ると恵は落ち着かずソファに腰をかけた。
「こんなの…高校生みたいだね」
冗談めいた言葉を口にしながらも、シャツのボタンにかける指先は震えていた。
抱き寄せキスを重ねると、彼女はすぐに舌を絡め返してきた。
「旦那さんに見せるため?」と聞いた下着姿に、彼女は目をそらし、
「どうせ…もう見てくれないから」と呟く。
その切なさに火がつき、我慢の限界で押し倒す。
濡れそぼった奥まで突き入れた瞬間、彼女は獣のように声をあげた。
「ほんとに…奥に当たってるぅ…!」
絶叫しながら脚を絡める人妻に、中まで出し切ってしまった。
汗を流そうと浴室へ。
だが鏡に映った裸の恵は、もう“母親”ではなく、完全に欲望に支配された“女”だった。
背後から抱き、乳首を摘むと「やだ…お風呂で…」と甘い声。
だが指を差し入れると、湯に混じって愛液が溢れるほどに濡れていた。
「もう…止まらない…!」
彼女の言葉と同時に、熱い膣奥に沈めると、湯煙の中で腰が跳ねた。
「お風呂なのに…イっちゃう!」
絶頂に震える彼女を抱きしめ、二度目を吐き出す。
風呂上がり、理性を失くした恵は、タオルを脱ぎ捨ててベッドに沈んだ。
「お願い、もう一度…もっと奥まで…」
四つん這いにさせ、鏡張りの壁の前でバックから突く。
「見ろよ…自分がどんな顔してるか」
突き上げられる度に淫らに歪んだ顔は、人妻ではなく完全に“牝”。
「やだ…こんな顔…でも気持ちいいの…!」
恥じらいと快感の狭間でもがきながら、何度も絶頂に達する。
俺もその奥で堪えきれず、最後は腹に放出。
白濁液が彼女の背を伝い落ち、シーツは愛液で濡れていた。
三回戦を終えた頃、時計は深夜を回っていた。
「こんなに抱かれたの、結婚してからなかった…」
疲弊した声の奥に混じる、女の満足した吐息。
帰り際、唇を名残惜しそうに重ね「…また会えるよね?」と震える声で問う恵。
俺は返事をせず、強く抱き締めただけだった。
――人妻が堕ちていく夜、確かにそこに「禁断の恋」が始まっていた。