夫に抱かれない人妻が再び堕ちた午後──“母”を捨てて“女”に戻った日

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人妻/不倫/浮気のお部屋

夫に抱かれない人妻が再び堕ちた午後──“母”を捨てて“女”に戻った日
2025年11月21日 11時46分
DAHLIA
二ヶ月前のあの夜から、夫の知らない秘密を抱え続けていた彼女。家庭の静けさの裏で、身体に残る熱が忘れられず、ついに再びその男の元へ向かう。罪と官能が交わるその瞬間、読者は「禁断の愛」が孕む現実の重さと快楽の深さを知るだろう。

あれから二ヶ月。
あの夜の出来事を忘れようと何度もした。
でも、忘れようとするほどに、あの感触と彼の体温が鮮明になっていった。

夫は相変わらず仕事で遅く、家の中は静まり返っている。
食卓の向こうに座る人がいても、心はまるで別の場所にあった。
胸の奥では、あのとき流れ込んだ熱が、まだ消えていなかった。

私の中に芽生えた生命が確かに動いているのを感じながら、「母」でありながら「女」である自分がまだ息づいている。
そして私の中で、どうしようもなく、また彼に会いたいという思いが膨らんでいった。

日曜日の午後。
夫と子どもが義実家に行く日を待っていた。
鏡の前で髪を整える手が震える。
彼に会う理由なんて、何も要らなかった。
ただ、「あの夜を確かめたい」というそれだけだった。

彼の住む階に足を踏み入れると、心臓が早鐘のように打った。
指先がピンポンボタンに触れた瞬間、背筋に電流が走る。
ドアが開いたとき、彼の表情が一瞬止まった。
そして、あの優しい笑顔。

「久しぶりですね、奥さん」
「ね、呼んでくれたらよかったのに」

言葉とは裏腹に、彼の部屋に入るまでの記憶が曖昧だった。
玄関を閉める音がした途端、足が自然に動いた。
気づけば、彼の胸に腕を回していた。

「あのときのこと、忘れられなかったの」
告白のような一言が、唇の奥から震えて出た。

彼の手が背中に回り、少し強く引き寄せられた。
その瞬間、すべての理性が吹き飛んだ。
唇がぶつかり、舌が絡む。
息が混ざりあい、彼の手が私のシャツを滑る。

自分でも驚くほど、身体が先に動いていた。
暑さと罪悪感の間で、心が軋む。
けれど、止まる理由なんてもうなかった。

ソファに押し倒され、脚が自然に開く。
彼の熱い指先がゆっくりとたどるごとに、奥から声が漏れた。
「ここ、もう駄目なの…」
そう言いながらも、腰が彼に向かって動いていた。

「もう待てない」
彼の低い声と同時に、全身が震えた。
次の瞬間、膝の間にあの熱が押し込まれた。
身体の奥まで突き上げるその圧力に、心が真っ白になっていく。

現実も、夫も、何もかもが消えて、
今はただ彼とひとつになれているという喜びだけが残った。

彼の息が首筋にかかる。
胸を強く掴まれ、奥まで貫かれるたび、体の奥が鳴った。
「いけない……こんなの、いけないのに……」
そう言いながら、腰を押し付けて離せなかった。

何度も強く突かれるうち、子宮が覚えているような疼きが蘇った。
あの夜に注がれた熱が、再び戻ってくるみたいだった。
彼が一度抜けて、私を後ろから抱き上げる。
背中に触れる手が、息苦しいほどに優しい。

「奥さん、また中でいい?」
問いかけに首を振る余裕なんてなかった。
ただ腕を伸ばして、彼の首に手をまわす。
「いい……お願い……」

その一言が合図のようだった。
次の瞬間、身体の奥にまたあの熱が広がっていった。
心と身体が同時に爆ぜたみたいで、息も続かない。
腰を突き上げられながら、彼の名を呼んでいた。

精が注がれていく感覚に包まれながら、涙がこぼれた。
それは悲しみでもなく、後悔でもない。
自分がまだ「女」であることを、確かめた涙だった。

行為のあと、彼に抱かれたまま静かに息を整える。
窓の外は夕暮れ、遠くで車の音がする。
彼の胸に顔をうずめながら、囁いた。

「もう、抜け出せないかもしれない」
彼は何も言わず、頭をそっと撫でた。
私たちの関係はもう戻れない。
けれど、その危うさこそが、今の私を生かしている。

お腹に宿る命も、今日のこの行為も、
すべてが自分の選んだ現実だ。
罪と快楽の間で、揺れながらも確かに生きている。

帰り際、玄関で彼が私の手を取って言った。
「また、来てくれますか?」
その声が胸の奥に残ったまま、私は小さく笑ってうなずいた。

もう引き返せない。
けれど、それでも…。
彼の香りがまだ残る身体を感じながら、
私はまた、女としての鼓動を取り戻していた。

夫に抱かれぬ寂しさを埋めるように、再び彼の部屋を訪れた人妻。その揺らぎは一時の情事ではなく、母としての責任と女としての欲望がせめぎ合う切なさに満ちている。背徳に溺れるたび、理性が壊れていく様が生々しく、読者の心を深くえぐる。特に“中でいい?”という一言が象徴するように、彼女は罪を受け入れながらも快楽の中で生の実感を取り戻していく。妊娠という現実を伴ったその関係は、背徳を超えて存在の意味を問いかける物語だ。母性と性愛が溶け合うこの作品には、人妻という存在が持つ究極のフェティシズムが凝縮されている。読み終えたあと、禁断の温度だけが残り続ける。
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