「これで最後のエッチね」
ミヒロは瞳を潤ませながら言った。ミヒロの結婚式を一週間後に控えていた。さきほど、「結婚したら、あなたとはもう会わないことにする」とミヒロは震える声で俺に告げた。「私は平凡な幸せを大切にして生きていくの」とも言った。
ミヒロとは、彼女が新入社員だったころから関係を持った。もう7年にもなる。俺は妻子持ちで、不倫だったわけだが、ミヒロは離婚を迫るようなバカな真似はしなかった。俺の家庭を尊重し、その絆にヒビが入らないよう気をつかってくれてもいた。
「私、結婚する」
そう知らされたのは半年前だ。結婚相手については、「お見合いで知り合った真面目な公務員」とだけミヒロは言った。
最後かと思うと、無償に愛おしくなる。俺はミヒロを抱きしめ、右手でお尻の丸みをなぞった。ミヒロのすがるような瞳が俺を見上げる。その厚めの唇に、自分の唇を重ねる。舌を入れ、ミヒロの舌と絡ませる。俺を抱くミヒロの腕に力がこもる。
立て膝になり、ミヒロのブラウスのボタンをひとつひとつ丁寧に外す。ブラジャーをつけた小ぶりの乳房があらわになる。背中に手をまわしてホックを外し、ひらりと落ちたブラジャーの後ろから現れた乳房を、左手でさするように優しく揉む。
「好きだよ」
ミヒロは泣き出しそうな声を出した。「俺もだよ」と答え、乳房の上にのったピンクの小突起を口に含む。そして突起の先端を、舌の先端で舐める。ミヒロは俺の頭をなでながら、「あぁん」と小さな声を洩らす。
スカートの中に手を忍び込ませ、パンティの上からクリトリスの辺りを刺激した。指の動きを徐々に激しくしていくと、ミヒロは我慢できなくなったというばかりに「あぁ!」と大きな声を出す。俺はスカートとパンティを脱がすと、ミヒロをベッドに寝かし、肉の裂け目に人差し指と中指を挿れ、激しく動かした。
「あふっ、あん。タケちゃんばかりズルイよ。私にもやらせて」
ミヒロは上半身を起こすと、俺の下半身の隆起をなでる。ズボンとトランクスを下ろし、ペニスを露出させると、ミヒロはすかさず咥えた。ジュポッ、ジュポッ、と音を立て、普段の清楚なイメージからは想像できない姿でミヒロはフェラをする。
「ちょうだい」ミヒロはペニスから口を離して言った。
「あぁ」
「最後だから、今日はずっと正常位でして」
ミヒロの股を広げ、泣いているかのように濡れたオマンコにペニスを挿入した。体をミヒロに密着させ、ずっとキスをしながら腰を動かした。ミヒロは終始泣いていた。射精が近づいてきたから、俺はペニスを抜こうとする。しかし、ミヒロは俺を抱きしめる力を弱めてくれない。「もう出そうだから」と言うと、「いいよ、中に出して」とミヒロは懇願してきた。「いいの。大丈夫だから、最後は中にちょうだい」と言う。
俺はミヒロの中に大量の精子を放出した。「タケちゃんのことは一生忘れないからね」と言って、それからしばらくミヒロは泣いていた。