独身の二十代後半、会社に出入りしていた生保レディと契約を結んだ。彼女は三十歳前後の人妻。いつもは落ち着いた笑顔でビジネスライクに振る舞っていたが、俺はずっとその色香を気にしていた。
契約書に不備があり、印鑑を忘れた彼女が「夜、お部屋に伺ってもいいですか」と小さく言ったとき、俺の中の理性は吹き飛んだ。まさか人妻が、夫に隠れて独身の部屋へ来るなど…。だがその背徳の甘美さに抗えるはずがなかった。
夜九時、彼女は本当に現れた。ブラウスにタイトスカート、きっちりとした装いなのに、どこか緊張の影がある。その表情を見た瞬間、期待と欲望が一気に膨らんだ。
ベッドしか座る場所のない部屋。スカートが上がりパンスト越しの白い太腿が目に入り、俺の目線を気づかれてしまった彼女は真っ赤になりながら小声で言った。「…見えてますか?」――その恥じらいと誘惑の混じった空気に酔い、俺は冗談めかして「今日、浮気しちゃうかもな」と囁いた。彼女は目を伏せて、しかし否定はしなかった。
唇が触れ合い、すぐに舌が絡んだ。人妻の唇は驚くほど柔らかく、誰かの妻を抱いているという背徳感が熱を高める。ブラウスのボタンを外しかけたとき、彼女が俺の耳元で囁いた。
「…お口で、してあげる」
その言葉の破壊力に、全身が震えた。人妻の唇と舌が、これから俺だけのために奉仕する――その現実が頭に渦巻く。
彼女はベッドの前に膝を折り、ためらいがちに俺の下着越しのモノを指でなぞる。布越しに熱を確かめると、小さく唇を開いた。下着を降ろすと、張りつめた肉棒が露わになり、彼女は目を丸くしたが、そのまま舌を伸ばし、先端をぺろりと舐め上げた。
「ん…んふ…」
控えめな声を漏らしながら、導かれるように唇が包みこむ。最初は浅く、先端をかすめる程度だった。だがやがて、彼女の口腔全体が熱をもって飲み込むように収まり、舌が裏筋をなぞり出した。
「すごい…熱い…」と漏らし、恥ずかしげに目を伏せる彼女。それでも口を離さず、唇を強くすぼめて吸引しながら、舌先で敏感な部分を責めてくる。
そこから先は一気に堕ちていった。
「んぐっ…んっ、んぐぅ…っ!」
深く飲み込もうとし、喉奥に突き当たった瞬間、えずき声が漏れた。涙を浮かべるように目尻を湿らせ、苦しそうに喉を鳴らしながら、それでも自らさらに奥へと押し込んでくる。喉の締め付けが時折つるんと抜け、強烈な圧迫と解放の繰り返しで腰が浮く。
ゴボッ、グチュッ、じゅるるっ――。
唾液をこれでもかと垂らし、竿全体を粘つかせながら上下に激しくストロークする。音が部屋に響き、理性を粉々に砕く。鼻で必死に呼吸しながら、喉を鳴らして肉棒を迎え入れる彼女の姿は、想像していた清楚な保険レディとは完全に別物の淫乱な女だった。
「んぐぅっ…ごほっ…ご、ごめん…でも…奥まで欲しいの…っ」
涙と唾液で顔を濡らし、嗚咽混じりにそう言う彼女に、背筋がゾクゾクと震えた。人妻が夫以外の男のペニスを奥まで飲み込みたいと言っている――その背徳が限界を突き破る。
「もう…出る…」と告げると、彼女はむしろ喉奥を自分で掴むようにして深く飲み込み、えずきを押し殺した。
次の瞬間、爆発的な射精。
ドクッ、ドクッと脈打ちながら精液が迸り、溶岩のように彼女の喉奥に流し込まれる。予想以上の量に彼女の頬が膨らみ、一瞬むせ返りそうになるが――「ごくっ、ごくっ」と力強く喉が収縮し、全部を飲み込んでいく。
鼻から苦しげな息を洩らしながらも、彼女は必死に目をつむり、白濁を一滴も逃さないように喉を動かす。濃厚な匂いと塩辛い味が口いっぱいに広がっているだろうに、自ら舌で亀頭を刺激し続けて、最後の一滴まで絞り出させてくる。
吐き出すどころか――彼女は口端に滲んだ精液すら指ですくい取り、恥ずかしげに舌で舐め取った。
「…全部、飲んじゃった。喉が熱くなって…クセになりそう…」
そう囁く彼女の声に、身体が震えた。人妻が他人の精液を喉奥まで流し込み、自分から「また欲しい」と認める。夫には決して見せない淫らな貌を目の前でさらけ出したのだ。
正常に戻れるはずもなかった。
その後ベッドに押し倒し挿入しても、頭に焼き付いているのは、喉奥で泣き顔を晒しながらもえずき声をあげ、俺の精液を貪るように飲み干したその光景だった。
鼻から荒い息を吐き、涙と唾液でぐちゃぐちゃになった顔、それでも口だけは離さず、最後の脈打ちまで咥え込んでいた彼女――。
あの人妻のフェラこそ、俺が一生忘れられない背徳の快楽だ。